海老屋美術店とは
海老屋美術店とは、1673年(延宝元年)に京都で創業した古美術店です。明治維新期に日本橋室町へ移り、日本橋にゆかりのある古美術や江戸ガラスなどを扱う店です。
京都から日本橋室町へ
店主の説明によると、創業当初から御所の仕事に携わり、明治維新の際に天皇の上京に従って日本橋へ移りました。1673年から日本橋にあった店ではない点が、来歴を読むときの大切な補助線です。
明治初期には、蒔絵や銀器などの調度品を御所へ納める仕事が中心でした。古美術を主に扱うようになったのは六代目からとされ、商いの内容も時代とともに変化してきたものです。
日本橋の記憶を伝える品を探す
店では錦絵、陶磁器、掛け軸、小物などを幅広く扱います。なかでも、昔の日本橋の街並みを描いた品や、日本橋の職人が手がけたもの、江戸ガラスといった地域にゆかりのある古美術に力を入れています。
店舗は三越前駅から近く、室町の街歩きと合わせて訪ねやすい立地。骨董は一点ごとに来歴や状態が異なるため、決まった商品を買う店というより、品物の背景を聞きながら出会いを楽しむ店と考えると、専門店の入り口が少し身近になるでしょう。
日本橋トピック♪「海老屋」は創業時からの屋号ではない
公式の店主挨拶では、古美術を扱い始めた六代目の頃から「海老屋」を名乗ったと説明しています。それ以前の名は三宅利右衛門商店でした。屋号の意味までは説明されていません。
海老屋美術店に関するよくある質問
- 海老屋美術店の「がらくた市」は毎年同じ日に開かれますか?
- 公式は年2回、5月と11月の月末ごろを目安に案内しています。正確な開催日は固定せず、公式のお知らせで確認してください。
- 海老屋美術店には創業時の記録が残っていますか?
- 公式の店主挨拶では、大正期の震災で古い記録の大半を失ったと説明しています。残った一冊の目録と代々の語り伝えが、昔の商いをたどる手がかりです。

