証券界の守り神と言われる、日本橋兜神社をご存知ですか?
東京証券取引所と深い関わりがあり、株式投資の必勝祈願で訪れる人が多いんだとか。
この記事では、日本橋兜神社の歴史やお守り、御朱印、ご利益について紹介します!
さらに、兜神社の平将門に関する噂も調べてみたので、ぜひ最後までお読みください♪
日本橋 兜神社の歴史
兜神社(かぶとじんじゃ)は、名前のとおり日本橋兜町に鎮座しています。
すぐ近くには日本橋川が流れ、上には首都高が走っている場所です。
兜神社の境内には、首都高を支える柱が立っています。
▼日本橋に鎮座する兜神社
高速道路の下に神社があるなんて、なかなか見られない構図ですね…!
そんな兜神社の歴史は、明治11年(1878年)の5月に始まりました。
日本橋兜町に「東京株式取引所」が設けられる際に、関係者の信仰の象徴、そして守り神として兜神社が建てられたのです。
東京株式取引所は、現在の東京証券取引所の前身です。
境内には「証券百年記念」と書かれた石灯籠もあります。
▼兜神社の石灯籠
兜神社は一度場所を移動したあと、昭和2年(1927年)に再度移動し、現在の場所に落ち着いたそうです。
その際に、御影石造りの鳥居と、鉄筋コンクリート造の社殿が建てられました。
昭和44年(1969年)には、高速道路を建設するために、鳥居を残して社殿が解体されることになります。
兜神社にある現在の社殿は、昭和46年(1971年)に再建されたものです。
▼兜神社の現在の社殿
兜神社のお守りや御朱印について
兜神社には社務所がなく、人も常駐していません。
そのため、お守りや御朱印は、ほかの場所で受けられます。
兜神社のお守りを受けられる場所は、東京証券取引所内の「東証アローズ」という情報提供スペースです!
東京証券取引所は、兜神社の道路を挟んだ向かい側にあります。
証券取引所にお守りがあるなんて、証券界の守り神とされる兜神社ならではですね!
東証アローズは、基本的に平日しか入れません。
さらに人数によっては予約が必要になるため、兜神社のお守りを受けに行く際には、公式ホームページから最新情報をご確認ください。
また、兜神社の御朱印は、日本橋茅場町に鎮座する日枝神社で受けられます。
▼兜神社・日枝神社の御朱印
引用元:日本証券業協会
日枝神社は、兜神社から歩いて4分ほどの場所に鎮座しています。
【2024年版】日本橋 日枝神社の御朱印やご利益についてまとめましたという記事も必見です!
兜神社を訪れた際には、東京証券取引所や日枝神社にも、足を運んでみてください♪
兜神社のご利益
証券界の守り神とされる兜神社には、株式投資の必勝祈願で訪れる人が多いようです!
兜神社には「倉稲魂命(うかのみたまのみこと)」という神様が祀られています。
商業の守り神である倉稲魂命は、「お稲荷さん」という呼び名で親しまれており、商売繁盛のご利益があります。
また兜神社には、倉稲魂命のほかにも以下の神様が祀られているそうです。
- 大国主命(おおくにぬしのみこと):国づくりの神様・大国様とも呼ばれる
- 事代主命(ことしろぬしのみこと):漁業の神様・恵比寿様とも呼ばれる
大国主命には、夫婦和合や縁結び、子授けのご利益があります。
事代主命のご利益は、商売繁盛や五穀豊穣です。
多くのご利益が期待できそうですね♪
兜神社に平将門が!?
兜神社の境内にある「兜岩」には、平将門に関する噂があります。
平将門は、平安時代の935年〜940年に起きた平将門の乱で、藤原秀郷に敗れました。
藤原秀郷は、平将門の首を兜と共に平安京まで運びます。
その途中で兜だけを土の中に埋めて、塚を作り供養しました。
兜岩は、この塚が由来だと言われているのです。
この噂が本当であれば、兜神社には平将門の兜が埋まっていることになります…!
しかし兜岩の由来には、源義家に関する以下のような噂もあり、いずれも確証は無いそうです。
- 源義家が、前九年の役の勝利を祈願し、岩に兜をかけた
- 源義家が、後三年の役を鎮められるようにと祈願し、記念で兜を土に埋めた
▼兜神社の兜岩
日本橋兜町の名前は、この兜岩にちなんで付けられたと言われています。
まとめ
日本橋に鎮座する兜神社は、東京証券取引所の前身が設けられる際に、守り神として建てられました。
株式投資の必勝祈願で訪れる人が多く、商売繁盛や縁結び、子授けなどのご利益にも期待できる神社です。
兜神社は基本的に無人ですが、お守りは東京証券取引所で、御朱印は日本橋日枝神社で受けられます!
境内の兜岩には、平将門や源義家に関する噂があるので、兜神社を訪れる際には注目してみてください♪
また、兜神社から歩いて6分ほどの場所に鎮座する「小網神社」は、強運厄除けのパワースポットです。
小網神社のご利益やおすすめのお守り【日本橋小網町のパワースポット】という記事をはじめ、当メディアで何度か紹介しているので、あわせてお読みください♪
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました!