日本橋の馬喰町エリアに、「竹森神社」という小さな神社が鎮座しています。
正式な場所は小伝馬町なのですが、馬喰町駅から徒歩3分ほどで到着する神社です。
今回は、筆者が竹森神社へ行ってきましたので、由緒やご祭神、アクセス情報などを写真とともにご紹介します。
日本橋馬喰町エリアにある竹森神社とは?
日本橋馬喰町エリアにある竹森神社は、馬喰町駅から徒歩で約3分の場所に鎮座しており、「江戸七森」の1つとしても知られている神社です。
龍閑児童公園に隣接しているため、日中は子どもたちの遊ぶ声が聞こえてきます。
竹森神社はいつごろからこの地に鎮座しているのか不明ですが、京都伏見の稲荷大社から分霊を迎えたのちに創建されたといわれています。
そのため、竹森神社のご祭神は、稲荷神として広く信仰されている「倉稲魂命(うかのみたまのみこと)」です。
以下のようなご利益をもたらしてくれます。
- 五穀豊穣
- 商売繁盛
- 金運上昇
- 家内安全
- 交通安全
残念ながら、お守りや御朱印などはありません。
ちなみに「竹森」という社名は、江戸時代よりこの付近に竹が多く生えていたことが由来となっているそうです。
- 住所:東京都中央区日本橋小伝馬町19-4
- アクセス:馬喰町駅より徒歩約3分/小伝馬町駅より徒歩約6分
- 駐車場:なし
【感想】竹森神社へ行ってきました!
竹森神社は、上記でもお伝えしたとおり、龍閑児童公園に隣接しています。
春は桜、夏は新緑、秋には紅葉が楽しめるため、散歩や仕事などの休憩場所にぴったりです。
こちらは「中央区 龍閑児童公園」の入り口です。
奥に竹森神社が見えます。
少し進むと、石製の鳥居があります。
鳥居をくぐると左手に小さな拝殿が見えます。
境内は狭いですが、きれいに整備されていることがわかりますね。
拝殿の前には一対の狛狐が鎮座しています。
金網で囲まれていてわかりづらいですが、左側の狛狐は玉を咥えているようです。
右側の狛狐が咥えているのは、巻物ですね。
このように稲荷神を祀っている神社では、稲や玉、巻物、鍵などを咥えている狛狐が多くみられます。
表情も穏やかだったり、キリッとしていたりとさまざまで、稲荷神社を参拝する際の見どころの1つともいえるでしょう。
拝殿には、盗難防止のためか賽銭箱の前に柵が設置されています。
お賽銭を入れる際は、そっと投げ入れる形が良さそうですね。
境内には、「竹森神社 再建記念」という文字が刻まれた石碑が立っています。
よく見てみると、商店や人の名前が刻まれているようです。
手水鉢のようなものもありますが、使われていないのか上部は隠されています。
竹森神社は規模感こそ小さいですが、緑も感じられてリフレッシュできるような神社です。
隣にはまったりできる公園もあるので、散策がてらにお参りをしてみてはいかがでしょうか。
江戸七森とは?
竹森神社は「江戸七森(えどしちもり)」の1つに数えられており、古くから地元住民に信仰されてきました。
そもそも江戸七森とは、江戸時代に神が宿る神社として崇められた森と神社の呼び名です。
江戸七森に数えられる神社は以下の7社で、いずれも東京都内に鎮座しています。
- 椙森神社:中央区日本橋堀留町1-10-2
- 烏森神社:港区新橋2-15-5
- 初音森神社:中央区東日本橋2-27-9
- 柳森神社:千代田区神田須田町2-25-1
- 吾嬬神社:墨田区立花1-1-15
- 真島稲荷神社:台東区谷中2-1-5
- 竹森神社:中央区日本橋小伝馬町19-4
江戸七森は、全国各地にある稲荷神社の中でも由緒深いものといわれています。
神社や歴史に興味のある方は、都内の江戸七森を巡ってみるのも良いでしょう。
竹森神社まとめ
今回は日本橋馬喰町エリアに鎮座している竹森神社について、写真とともにご紹介しました。
竹森神社はこぢんまりとしているものの、周りには緑があり、清々しい気持ちになれる神社です。
桜や紅葉といった四季折々の景色も一緒に楽しめます。
興味のある方は、ぜひ1度竹森神社へ足を運んでみてはいかがでしょうか。
また、竹森神社より徒歩約3分の場所には千代田神社が鎮座しています。
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