日本橋小伝馬町 千代田神社の歴史が凄い!?【アクセス情報も】

日本橋小伝馬町に鎮座する「千代田神社」をご存じでしょうか。

ほかの神社では見かけないような珍しい外観で、前々から気になっていたので通りすがりに寄ってみました!

千代田神社は都内にある複数の「千代田稲荷神社」と、何やら関連性があるようです…。

本記事では、千代田神社の歴史やアクセス情報などをまとめています。
興味のある方は、ぜひ最後までお読みください!

目次

日本橋小伝馬町の千代田神社とは【歴史が凄い】

千代田神社の外観

千代田神社は日本橋の小伝馬町に鎮座しています。

写真で見てもわかるように、珍しい外観の神社で、1階が神社、2階は集会所となっています。
まるで住宅のように周囲に溶け込んでおり、鳥居がなければ神社だと気付かなかったかもしれません。

大きな参道や境内はなく、道路から直接階段を上ると賽銭箱と拝殿があります。
鳥居の位置が低いため、背の高い方は頭をぶつけないようにかがんで通るほうが良いでしょう。

千代田神社の賽銭箱

そんな千代田神社の歴史は、1457年(長禄元年)に太田道灌(おおたどうかん)が江戸城を築城する際、城の守護として創建されたのが始まりといわれています。

江戸城は別名「千代田城」とも呼ばれていました。

徳川綱吉の時代(1680-1709)に、太田道灌の旧臣である長野亦四郎氏を奉じて小伝馬町へうつされました。

その後も、他の土地→小伝馬町と遷座がくり返されたそうです。

1923年(大正12年)、関東大震災による焼失で現在の場所に創建されました。
しかし、昭和20年(1945年)に東京大空襲で焼失したため、現在のような外観の神社が再建されたといいます。

渋谷区には「千代田稲荷神社」が鎮座していますが、小伝馬町の千代田神社と何やら名前が似ていますよね。
他にも都内には「千代田稲荷神社」と称する神社が複数あります。

  • 渋谷区道玄坂2丁目20−8
  • 台東区台東1丁目13(渋谷区の千代田稲荷神社の分社)
  • 八王子市裏高尾町954(平成25年に放火され、燃え跡が今も残っている)

実はこれらの神社は、小伝馬町の千代田神社と同じく、太田道灌が江戸城を築城する際に祀った神社や、その分社だそうです。

千代田神社はどんな人におすすめ?

千代田神社の神額

千代田神社のご祭神は、稲荷神として知られる「倉稲魂命(うかのみたまのみこと)」です。

以下のようなご利益があるといわれています。

  • 五穀豊穣
  • 商売繁盛
  • 産業振興
  • 金運向上
  • 家内安全
  • 交通安全

倉稲魂命は穀物や食物をつかさどる神なので、五穀豊穣を願う方や商売を営んでいる方におすすめです。

また、倉稲魂命を信仰する人々が成功を収めていったことから、金運上昇を願う方にも向いています。

アクセス情報

千代田神社へのアクセス

千代田神社のアクセス情報は以下のとおりです。

  • 住所:東京都中央区日本橋小伝馬町9−1
  • アクセス:小伝馬町駅より徒歩約1分

写真を見てわかるとおり、千代田神社の隣はコインパーキングになっています。
千代田神社には専用駐車場がないため、車でアクセスする場合はこちらのコインパーキングをご利用ください。

まとめ

日本橋小伝馬町に鎮座する千代田神社は、1階が神社、2階が集会所となっている珍しい神社です。
千代田神社の歴史は、渋谷区や台東区、八王子市に鎮座する千代田稲荷神社と深い関わりがあることがわかりました。

五穀豊穣や商売繁盛をはじめ、金運向上や家内安全など、さまざまなご利益があるといわれているので、ぜひ千代田神社に足を運んでみてはいかがでしょうか。

千代田神社より徒歩で3分ほどの場所に、江戸時代最大の牢屋があったとされる「伝馬町牢屋敷跡」があります。
以下の記事では、小伝馬町の名前の由来や伝馬町牢屋敷のことなどを解説していますので、歴史に興味のある方はぜひお読みください!

この記事を書いた人

日本橋の魅力を伝えるべく記事執筆を始めました!
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