こんにちは!とーんと♡日本橋編集部です。
日本橋一丁目は、JR東京駅の東側、東京メトロ日本橋駅の北側に広がるエリアです。日本橋交差点の角には、2026年10月15日に閉館した商業施設「COREDO日本橋」の建物(日本橋一丁目三井ビルディング)が残り、2027年内に「東京ミッドタウン日本橋」の商業ゾーンとしてリニューアルオープンする予定です。
周囲には、日本銀行本店や日本橋三越本店、橋の中央に据えられた日本橋の麒麟像といった、歴史を感じさせる施設や建造物も点在しています。
その日本橋一丁目のなかでも、日本橋川にかかる西河岸橋と日本橋の周辺にあたる「1・2番街区」で、大きな再開発が動いています。正式には「日本橋一丁目1・2番地区第一種市街地再開発事業」と呼ばれる計画です。
この記事では、日本橋一丁目1・2番地区の再開発で一体何ができるのかを、2026年5月時点の最新情報をもとに整理してご紹介します。
日本橋一丁目1・2番地区の再開発が話題に【何ができるのか】

日本橋一丁目1・2番地区は、国家戦略特別区域の枠組みのもとで再開発計画が進められていて、日本橋エリアで話題を集めています。
計画地はA街区からD街区までの4つの街区に分かれています。その中心となるのがA街区で、ここに高層の複合ビルが建つ計画です。
当初の都市計画では「地上27階・高さ140m」のオフィスビルとされていましたが、2024年10月の再開発組合の設立と2025年12月の事業計画の変更を経て、現在の計画は地上26階・地下2階・高さ約134mとなっています。その他の街区には、地上1階から8階の建物が計画されています。
スケジュールについては、2026年4月に既存建物の解体工事が始まりました。新築工事は2027年4月から始まる予定で、現地に掲示された解体工事のお知らせでは解体の予定期間が2028年7月末までとなっているので、しばらくは解体と新築の工事が重なって進む見込みです。
竣工の時期は街区によって分かれていて、A街区・B街区は2031年度、C街区・D街区は2034年度の完成が予定されています。
この地区にあった榮太樓總本鋪の日本橋本店も、再開発に伴って2026年3月31日で今の店舗での営業を終えて近くの仮店舗へ移りました。仮店舗の場所と移転の経緯は榮太樓總本鋪が日本橋本店を移転した理由をまとめた記事で紹介しています。
計画のおもな概要は、次のとおりです。
- 正式名称:日本橋一丁目1・2番地区第一種市街地再開発事業
- 計画地:東京都中央区日本橋一丁目地内
- 最寄駅:東京メトロ・都営地下鉄 日本橋駅
- 施行者:日本橋一丁目1・2番地区市街地再開発組合(参加組合員:三井不動産、細田協佑社)
- 設計:日本設計
- 施行地区面積:約0.8ヘクタール
- 延床面積:約78,005平方メートル(全体)
- 総事業費:約1,350億円

各街区の計画は、2025年12月に変更が認可された事業計画書で次のように整理されています。
| 項目 | A街区 | B街区 | C街区 | D街区 |
|---|---|---|---|---|
| 主要用途 | 店舗、事務所、文化体験施設、駐車場など | 店舗、情報発信・交流施設など | 店舗、事務所など | 店舗など |
| 階数 | 地上26階、地下2階 | 地上8階 | 地上5階 | 地上1階 |
| 高さ | 約134m | 約31m | 約20m | 約5m |
| 延床面積 | 約75,720平方メートル | 約750平方メートル | 約1,500平方メートル | 約35平方メートル |
出典:中央区掲載「日本橋一丁目1・2番地区事業計画書」(2025年12月変更認可・PDF)
表のとおり、中心となるA街区はオフィスを軸に、店舗や文化体験施設を組み合わせた複合ビルになります。マンションなどの居住スペースが含まれていない点が、この計画の特徴のひとつです。
建物の詳しいデザインやテナントは、まだ公表されていません。日本橋一丁目1・2番地区の再開発で具体的に何ができるのか、これからの続報が待たれるところです。
ここからは、暮らしの視点で気になる「住むところはありそうか」という点を、もう少し掘り下げてみます。
【気になるポイント】住むところはありそうか
日本橋一丁目1・2番地区の再開発では、計画の初期段階でB街区に住宅機能を設ける案も検討されていたとされています。

しかし、その後の関係機関との協議を経て計画は変更され、現在の計画に居住スペースは含まれていません。
各街区のおもな用途は、事務所・店舗・文化体験施設・情報発信や交流のための施設です。日本橋一丁目1・2番地区そのものに「住む」ことを前提とした計画にはなっていません。
そのため、このエリアでの住まいを検討している方は、人形町や浜町など周辺エリアの物件や住環境もあわせて確認してみてください。
【まとめ】日本橋一丁目1・2番地区の再開発

日本橋一丁目1・2番地区の再開発は、中心のA街区に地上26階・高さ約134mの複合ビルを建てる計画です。2026年4月に解体工事が始まり、2027年度の着工、2031年度〜2034年度の竣工が予定されています。
日本橋一丁目1・2番地区は、国家戦略特別区域のなかで進む再開発です。国家戦略特区は、成長戦略の柱のひとつとして「世界で一番ビジネスがしやすい環境」をつくることを目指す制度で、このエリアもその考え方にそって整備が進められています。
既存の建物の解体はすでに始まっており、2027年度の着工を経て、A街区とB街区は2031年度、C街区とD街区は2034年度に順次完成していく見通しです。
この再開発は、日本橋川沿いで進む5つの再開発を束ねた「日本橋リバーウォーク」というまちづくりの一部でもあります。首都高速道路の地下化とあわせて、日本橋川の水辺を活かした新しい景観が生まれようとしています。川沿いの5つの地区がそれぞれいつ完成するのかは、日本橋の再開発の完成予定を地区ごとにまとめた記事で年表にしているので、気になる方はのぞいてみてください。
日本橋エリアでは、隣接する兜町でも金融街を舞台にした街づくりが進んでいます。あわせて知りたい方は、兜町の金融街の再開発について解説した記事もご覧ください。
歴史ある日本橋に、新しい超高層ビルと水辺の空間が加わります。日本橋一丁目1・2番地区の再開発は、これからの「新しい日本橋」を形づくる計画のひとつといえそうです。完成までの歩みを、ゆっくり見守っていきたいですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。


